WEBの常識を破る徹底した地域戦略
兵庫・大阪向けに建設業許可申請手続きサポートで特化。
兵庫・大阪を中心に建設業許可申請を専門に業務を行っている行政書士樋口先生のWEBサイトの制作を行いました。ホームページ解説初月から3件の案件受注があり、これからもますます期待が高まるホームページです。
smartweblabからのアドバイス
提供サービスの選択と特化 ～建設業許可申請サポート～
数千種類はあるといわれる行政書士の業務の中から、1つの業務に専門特化することをまずお勧め致しました。
1件あたりの報酬単価、将来的な業務の継続性というビジネス観点から、数ある業務の中から「建設業許可申請手続き」を選択したのです。行政書士のHPには、ズラズラと業務内容を並べたサイトは多いのですが、それでは何がメインサービスで、何が得意分野なのかぼやけてしまいます。
対外的には、ひとつの業務に絞り込むことで、その分野の専門性を打ち出し、建設業許可申請の代行サービスを必要としているお客様に強くアピールできます。
また、社内的にも、業務の定型化を進める事ができますので、1件の仕事にかかる時間が徐々に短くなってくるはずです。
「提供サービス地域」の選択と特化 ～兵庫・大阪密着～
更に、今回のサイトは、「商圏は全国」というインターネットの特性を敢えて無視し、地域を絞った「地域戦略的WEB活用」に成功の秘訣があります。
HPへのアクセス自体は日本全国から出来るわけですが、やはりサービスをお願いするにあたって、「遠くの業者より近くの業者」の方が、お客様にとっては安心なものです。
元々、樋口様の提供サービス（建設業許可申請手続き）は「地域性」の問題を抱えており、仮に北海道のお客様から仕事の依頼があっても、仕事を受けられないという業務性質上の弱点がありました。
そこで思い切って、対応可能地域をグッと事務所近隣のみに絞り、それによって自ら出張してお客様との面談をすることが可能になりました。
営業スタイルをデザインに反映
デザインの面では、樋口先生の「ご足労をかけません！」という営業スタイルを最大限に発揮できるように心がけました。
よくホームページにデザインは関係ない！文章が勝負といいますが、デザインもWEBにおいては重要な戦略のひとつです。
建設業許可申請をしたいとお考えの建設業者が樋口先生のホームページを訪れた際に、「兵庫・大阪地域密着型で、建設業許可申請のサポートをやってくれるフットワークの軽い専門家」というイメージを持っていただき、問い合わせ・資料請求のアクション数を高めるためのデザインが必要なのです。
些細なことかもしれませんが、通常は、お客様が足を運ぶという考えの業界です。ですので、こちらから出張してお客様にご足労も時間もかけさせないと言うこのサービスは他に無かったのです。もしかしたら他の先生方もお客様のところへ足を運んでいらっしゃるかも知れません。しかしそのことが訪問者の方に伝わらなければ意味が無いのです。
結果的に他社との差別化につながり、お客様にとっても嬉しい価値あるサービスとなりました。
樋口様からいただいた声
ホームページ開設初月に3件の案件を受注。
ＨＰより新規許可取得の明確な依頼は公開した２月で３件もあり、いずれも狙い通り地元兵庫県尼崎市内でした。
ＨＰ公開初月でのことでしたので、もう南に足を向けて寝れませんね（笑）。。
「毎日一日中歩きまわって顔を売ってきたのに、今ではHPがその代わりをしてくれるようになりました。」
無駄足がなくなり、さらに、フットワークも軽くなりました。
建設業の１件は他の業務のそれとは重みが違います。ＨＰには感謝です。
実例に学ぶWEB活用法～今回のおさらい～
業務と地域を絞り、専門特化型WEBサイトによりビジネスチャンスを創出
| サイトの目的 | 建設業許可申請手続きをお願いしたい人のリスト集め |
|---|---|
| ターゲットユーザー | 兵庫・大阪圏内で建設業許可申請をしたいと考えている方 |
| キーワード | 「地域名キーワード」＋「建設業許可申請関連キーワード」 例）大阪＋建設業許可申請、兵庫＋建設業許可申請など。 |
顧客獲得の流れ
- グーグルやヤフーなどの主要検索エンジンによる見込み客の誘導
※ここで言う見込み客とは、キーワードに必ず地名「兵庫」や「大阪」、「尼崎」等を入れて検索してくるお客様のことを指します。 - ターゲットである建設業者が興味を持つコンテンツを用意し、HP上のコンテンツを読ませることで、お客様からの信頼を得ます。
- 興味を持ったお客様からの、メール或いは電話でのお問い合わせ。
- HP上から資料を請求をしてもらい、リスト化。更に定期的にこちらからコンタクトを取ることで、「今すぐ客」以外からの将来的な受注も見込む事ができます。
今後の戦略
今後も徹底した地域戦略を取っていくことで、競合他社との差別化を図っていくべきサイトです。狭い範囲であっても、シェアを広めていければ必然的にビジネスは成長します。
今後、更にコンテンツの追加によって、より訪問者にとって役立つサイトとしての地位を、ゆっくりと時間をかけて固めていって頂ければと思います。
コンテンツの更新を、メールマガジンやニュースレター、RSS等で連動して配信していく方法も取り入れていくと良いのではないかと思います。
HPに訪れてくれた見込み客と一期一会にならないように、しっかりとメールアドレスを取得していくことも大切でしょう。
WEB活用のポイント
アクセス数よりも成約率を上げる
今回のサイトは、サービス提供とその提供地域の「選択と集中」により、業種或いは業務独特の弱点を強みに変えたサイトと言えるでしょう。
本来扱うことの出来る数千種類の仕事を捨て、更には全国からの受注も可能なインターネットの特性も捨て、敢えて「兵庫・大阪の建設業者」とニッチなターゲットに対して展開しておりますので、決してアクセスの多いサイトではありません。
しかし、非常に成約率の高いサイトとなりました。今後も、全体的なアクセスを増やすことではなく、自社のターゲットからのアクセスに関しては絶対に逃がさない！と言うような、少アクセス・高成約型のサイトを目指すことが大切だと思います。
