ホームページを持っているが思うような成果が出ない。その原因はアクセス数が少ないことが原因だ。だからもっとアクセス数を増やさないといけない。果たしてそうでしょうか?
前回は「選ばれる商品・サービスづくり」についてお話しました。しかし、選ばれる商品・サービスづくりよりもアクセス数が大切だ!とお考えになっている方も多いのではないでしょうか?
今回は、アクセスアップ対策について、簡単にお話させていただきたいと思います。
何のためのアクセスアップ?何のためのSEOか?
売り上げアップにつながらないアクセスアップ対策は今すぐやめましょう!
- 「ホームページをつくっても、誰からも見てもらえなければ意味が無い。」
- 「アクセス数を増やすことが大切だ!」
- 「SEOで上位表示することが先決だ!」
と主張する事業者の方が多くなってきました。
しかしながら、アクセスアップ対策を目的としてしまい、肝心の売り上げアップという目的から外れてしまっている方が多くなっているのも事実です。
そのため、WEB制作会社やSEO業者の提案を鵜呑みにしてしまい、「アクセス数は上がったけど、売り上げは一向に伸びない」と悩みを抱えている事業者も多いのです。
あなたのアクセスアップ対策は、売り上げにつながっていますか?
もし、売り上げにつながっていないのであれば、いますぐアクセスアップに余計な労力を使うのはやめましょう!
アクセス数アップは、売り上げアップのためにすることが大切です。
アクセス数が少なければ、売り上げは上がらない!?
アクセスアップ対策は、売り上げアップのためには必要な要素です。
しかしながら、アクセス数が多ければ多いほど、売り上げアップにつながるか?というとそうではありません。
100人のアクセスで、100万円の売り上げを上げている事業者もいれば、
10000人のアクセスでも、1円にもなっていない事業者だっているのです。
この両者の違いは一体なんでしょうか?
ホームページの成否を分けるポイントは?
次の2点のポイントを抑えられているかどうかが、成否を分ける重要なポイントになります。
- 優良な見込み客を集められているか?
- 見込み客を顧客に変える「選ばれる商品・サービス」をきちんとアピールできているか?
これは、すなわち「量より質」ということです。
- 優良な見込み客を効果的に集客できる→アクセスの質が高い
- 見込み客を顧客に変えることができる→ホームページの質が高い
ということになります。
アクセス数の質が高く、かつ、ホームページの質が高ければ、アクセス数が少なくても、売り上げアップにつながります。
アクセスアップ対策のタイミング
売り上げアップのための方程式
成果の出るホームページは次のような方程式が成り立ちます。
アクセスの質×ホームページの質=ホームページの成果
アクセスの質、ホームページの質の両方が高くなればなるほどホームページの成果が期待できますが、反対に、アクセスの質、ホームページの質が悪ければ、成果は期待できない。ということも表しています。
アクセス数を増やしても、成果が一向に伸びないという方は、ホームページの質に問題があるといえるでしょう。
そのことに気づかずに、闇雲にアクセスアップ対策をしても、貴重な資源である(時間、労力、お金)を浪費してしまうだけになってしまいますので、ご注意下さい。
アクセスアップ対策のタイミング
では、どのタイミングでアクセスアップ対策を考えれば良いのか?
スマートウェブラボが考えるアクセスアップ対策のタイミングは、「ホームページの質が十分に高まった時」です。
ある見込み客に対して、期待する反応が見込めた時にアクセスアップ対策に力を入れます。
タイミングの見極めには、提供している商品やサービス、業種、お客様の属性によって異なりますが、反応率が1%以上(こちらが想定する見込み客ユーザー100人のアクセスがあった場合に、1件のアクションが高い確率で期待できるホームページ。)を越えたときがひとつの目安となります。
もし、1%以上の反応率がない場合は、ホームページの質がボーダーラインに達していませんので、アクセスアップ対策を仕掛けるタイミングでは無いと判断します。
アクセスアップよりも売り上げにつながる仕組みをつくることが先決
アクセスアップ対策よりも、まずは、選ばれる商品・サービスづくりを
ホームページを持っているが思うような成果が出ない。
その原因はアクセス数が少ないことが原因だ。
だからもっとアクセス数を増やさないといけない。
決してこの考えが間違っているわけではありません。しかし、原因をアクセス数が少ないことと決め付けるのは早計であることはお分かりいただけたのではないでしょうか?
「選ばれる商品・サービスづくり」をすることが、アクセスとホームページの質を高めてくれます。
そして、結果的に成約率が高まり、売り上げアップにつながるのです。